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「パッセンジャー」

No.1361

東京に来ています。熊本地震には驚きました。少しでも被害が少ないことを祈っています。28日、財団の打ち合わせをした後、アメリカのホラー映画「パッセンジャー」をTOHOシネマズ日比谷で観ました。なかなか怖かったです。

ヤフーの「解説」には、「気ままなロードトリップを楽しむ人々が逃げ場のない恐怖に見舞われるホラー。ドライブ中に不可解な事故を目撃して以来、えたいの知れない存在に取りつかれたカップルの悪夢を描く。監督を務めたのは『ジェーン・ドウの解剖』などのアンドレ・ウーヴレダル。キャストには『バッドボーイズ』シリーズなどのジェイコブ・スキーピオ、ドラマシリーズ「ファウンデーション」などのルー・ロベルのほか、オスカー俳優のメリッサ・レオ、ジョセフ・ロペスらが顔をそろえる」と書かれています。

ヤフーの「あらすじ」は、以下の通りです。
「夜道を運転していた男が用を足すため停車し、車へ戻ると同乗者の姿が消えていた。戸惑う男の前で、消えた同乗者が突如上空から落下し、さらに正体不明の何かに連れ去られる。事態を理解できないまま男は車を走らせるものの、何度追い越しても同じ外見の見知らぬ何かが道路脇に立っており、さらにはその何かが車内に乗り込んでくる。一方、旅の途中にその事故を目撃したカップルの車には、事故車と同様の引っかいたような跡が残されていた。正体不明の何かに取りつかれた彼らの旅路は悪夢と化していく」

本作は、なんといっても冒頭シーンが怖いです。予告編で使われている映像ですね。その他、ずっと誰かに追われるという設定が怖いですね。「取り憑かれ系」というジャンルですが、最初は気のせいだと思っても、次第に「いや、気のせいではない」とわかってくる状況が非常に怖い。あと、車に心当たりのない傷を付けられるシーンが多々ありますが、これはわたしも日常的に経験しています。まあ、わたしが運転中に車を擦っている可能性も高いのですが。さらには、野外で映画「ローマの休日」を上映するシーンがあるのですが、木に映ったグレゴリー・ペックの顔が邪悪な存在と重なったところが最高に怖かったです。

「取り憑かれ系」のホラーということで、2016年のアメリカ映画「イット・フォローズ」を連想しました。ある男と熱い夜を過ごす19歳のジェイ(マイカ・モンロー)でしたが、彼は突如として彼女を椅子に縛り付けて奇妙な告白をします。それは性行為をすることで、他の者には見えない異形を目にするようになり、彼らに捕まると殺されてしまう怪現象を相手に移すことができるというものでした。さらに、その相手が異形に殺されたら怪現象は自身に戻ってくるというのです。各国の映画祭で高い評価を獲得し、クエンティン・タランティーノも絶賛の声を寄せたホラーで、新鋭デヴィッド・ロバート・ミッチェルがメガホンを取りました。

本作に登場するカップルのうち、男性の方は精神世界への志向が強いようです。彼は彼女を連れて、「バーニングマン」という奇祭に参加します。これは、アメリカの砂漠に出現する1週間限りの臨時都市で行われる、大規模なアートと自己表現の祭典です。開催地は アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠。開催時期は、毎年8月下旬から9月上旬(レイバー・デー前の週を含む約9日間)。参加者数は約7万人~8万人。期間中の終盤に「ザ・マン」と呼ばれる巨大な木製の人形を盛大に燃やす儀式(バーニング)が行われます。世界中からスピリチュアルな人々が集結することで知られています。本作では、この祭典に参加した人物の中に邪悪な存在の正体を知る者がいました。

本作では、「聖クリストファー」のお守りが重要な役割を果たし、最後には聖クリストファー教会も登場しました。聖クリストファー(クリストフォロス)は、幼子イエスを背負って川を渡ったという伝説を持つキリスト教の聖人であり、旅人や運転手の守護聖人として知られています。名前は「キリストを背負う者」を意味します。巨人であった彼は、川を渡ろうとする小さな子供(実はイエス・キリスト)を背負いました。歩くたびに子供が重くなり、世界中の重荷を背負っていると告げられました。ちなみに、今年の夏の甲子園大会で大活躍した「聖隷クリストファー高校」では、聖クリストファーを守護聖人としています。本作では、「邪悪な存在は聖地に踏み入ることはできない」という言葉が印象的でした。

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