ドキュメンタリー映画の「新・三茶のポルターガイスト」(2024年)をU-NEXTで観ました。一条真也の映画館「三茶のポルターガイスト」で紹介した映画の続編ですが、とても面白かったです。また、前作以上に心霊現象に対して科学のメスを入れており、その誠実な姿勢には好感が持てました。
ヤフーの「解説」には、こう書かれています。
「東京・三軒茶屋の心霊スポットに潜入するシリーズの第2弾で、監督を『怪談新耳袋』シリーズや『ヒーローマニア -生活-』などの豊島圭介が務めるドキュメンタリー。三軒茶屋の雑居ビルで起こる怪奇現象とともに、それらの現象を科学的に検証しようとする人々を映し出す。出演はオカルト編集者の角由紀子や、『TENET テネット』の字幕科学監修を手掛けた物理学者の山崎詩郎、超心理学者の小久保秀之など。ナレーションを俳優の東出昌大が担当する」
ヤフーの「あらすじ」は、「数々の超常現象が起こる、東京・三軒茶屋の雑居ビルにあるヨコザワ・プロダクション。天井や床から現れる白い手や、降霊術中に現れる黒い手、激しく揺れ動くホワイトボードなどの不思議な現象を、学者らが科学的な観点から解明しようとする」となっています。
東京・三軒茶屋にある芸能事務所「ヨコザワプロダクション」が入居する雑居ビルで多発する心霊現象を収めた前作「三茶のポルターガイスト」。同作が公開された後も、同所で怪現象は続いていました。数々のYouTuberやテレビの取材がやってきたものの、某テレビ番組では放送不可能とされ、その真相を突き止められなかった場所にオカルト編集者・角由紀子が再び潜入します。定点カメラや降霊術、サーモグラフィ、物理学者・超心理学者らの意見も交えて心霊現象を徹底検証していきます。
前作では「コックリさん」が実演されましたが、本作では「スクエア」という珍しい降霊術が実演されます。“儀式バカ一代”と呼ばれるわたしにとって未見の儀式ほど魅力的なものはありません。夢中になって画面を見入りました。「スクエア」は、4人の参加者が真っ暗な部屋の四隅で行う降霊術です。別名「隅の婆様」とも呼ばれ、誰もいないはずの部屋で人数を数えると、いつの間にか「5人目」が現れるという大変恐ろしい都市伝説として知られています。この「スクエア」は、本来の意味合いや亜種として、雪山で遭難した際に眠らないためのアイデアとして語られることもあります。ただし、この場合、4人では人数が合わないため死者が5人目として加わるというバリエーションです。
「スクエア」の最中に、オカルト編集者の角由紀子の足元には黒い手が出現します。前作では白い手でしたが、今度は黒です。また、「親方」と呼ばれる霊が「犬神家の一族」に登場する助清のような頭部を出現させる様子も映っています。さらには、本作の最後にとんでもないものが深夜のヨコザワ・プロダクションの天井からぶら下がっている衝撃映像も登場しました。この映像を観たとき、さすがにわたしも「ああ、これは、モキュメンタリーをも超えたホラー映画なんだな」と思い至りました。
わたしは、この映画は「プロレス」、それもUWFのようなリアル幻想をまとった格闘プロレスとして楽しめばいいのではないかと思います。それでも、角由紀子は「ガチの心霊現象です!」と言い切ります。彼女はキュートなので、その意見に賛成してあげたいのは山々なのですが、やはりこれをそのまま妄信してしまうことはできません。それでも、この映画に登場する数々の心霊現象がフェイクでないとしたら、これはもうアメリカの「UFOディスクロージャー」もぶっ飛ぶ「心霊ディスクロージャー」と言うしかありません!