創業76周年の名画座である「小倉昭和館」で「あと1センチの恋」を鑑賞しました。6才から幼なじみの男女の青春時代を描いたラブストーリーですが、とてもハートフルな内容で、気持ちがポカポカ温かくなりました。

  映画公式HPの「INTRODUCTION」には、「これは誰もが経験したことのある、もどかしい恋のかたち。偶然だった一度きりのキス、記憶の掛け違い、誤解、恋のライバル、読まれることのなかったラブレターetc 運命のいたずらに翻弄され、12年間もすれ違い続けた2人。」というリード文に続いて、以下のように書かれています。

「相手を失いたくないという想いから言えなかった、たった一言の"好き"。 12年間、ずっと近くにいたのに、気づいていたのに、伝えられずにいた想い。2人は何度も何度もすれ違いながらも、運命の糸を手繰り寄せていきます。原作は『P.S.アイラヴユー』で鮮烈なデビューを飾ったセシリア・アハーンの2作目『愛と虹の向こうに』の待望の映画化.2004年に出版され、イギリス、アイルランドでベストセラーとなった。ロージーにはキュートな魅力に意志の強さと聡明さを兼ね備えたリリー・コリンズ。アレックスには、『スノーホワイト』の演技が高く評価された若手注目俳優のサム・クラフリン。じれったくてもどかしい2人をコミカルかつ切なく表現し、リアルな演技が観る者の共感を誘います。 あなたの運命の恋も、すぐちかくにあるのかもしれない――」

 また映画公式HPの「STORY」には、以下のように書かれています。

「ロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は6歳からの幼なじみで、ずっと一緒に青春を過ごしてきた友達以上、恋人未満の間柄。くだらない話も夢の話も恋の話も、なんでも2人は共有してきた。そして二人の夢は、この小さなイギリスの田舎町を離れ、アメリカのボストンにある大学へ一緒に進学すること。ところが、ある日ロージーがクラスで人気の男の子と一夜を共にし、妊娠してしまう。2人は再会を誓い、ロージーは地元に残り、アレックスをボストンの大学へと送り出す。お互いを想いながら言葉にできないままに・・・。初めて別々の人生を歩むことになる2人。記憶の掛け違い、誤解、恋のライバル、読まれることのなかったラブレター、運命のいたずらに翻弄され、12年間も2人は近づいては離れていくが・・・」

 この映画を観て、まず強く印象に残ったのが、主演女優であるリリー・コリンズの美しさです。顔立ちが整っているだけでなく、どことなく育ちの良さを感じさせるルックスで一発でファンになりました。1989年イングランド生まれで、幼い頃からから子役として活躍してそうですが、父親がロックバンド「ジェネシス」のボーカル、フィル・コリンズだったとは知りませんでした。あのフィル・コリンズにこんな可愛い娘がいたとは!

 そのリリー・コリンズ演じるロージーは18才で妊娠してしまうのですが、相手の男の身勝手さには娘を持つ身として猛烈な怒りをおぼえました。若くして子どもを出産したロージーは、やはり人生の辛苦を味わいます。しかし、そんな彼女を両親は温かく見守り、一緒に子育てを行っていくのでした。

 じつは最近、わたしと同じ年齢の男性と話したのですが、彼には10歳の孫がいると聞いて驚きました。なんでも彼の娘さんが16才の若さで結婚して17才で出産されたのだそうです。やはり最初は色々と苦労はあったようですが、現在では4世代が同居して、みんなで助け合って幸せに暮らしているそうです。何事も家族の絆を強める契機になるのですね。わたしは「ひ孫が生まれて、5世代同居になったら素敵ですね」と言いました。

  この映画では、6才の頃からの男女が幼なじみとして描かれていますが、彼らは18才までの12年間を仲良く一緒に過ごしています。わたしは中学が男子校で、高校も3年間ずっと男子クラスでした。中学・高校とまったく女子と無縁の青春を送ってきましたので、この映画に描かれているハイティ―ン・ライフがやたらに眩しく見えました。
  思えば、6才の頃には近所に幼なじみの女の子などもいました。 一緒にママゴトなどをして遊んだ記憶がありますが、今では遠い過去です。 わたしは「わたしの幼なじみだった女の子たちは、いま、どうなっているのだろう?」と思いました。思っただけですけど・・・・・・(苦笑)。

 本当はお互いが好きなのに「好き」と言えなくて回り道。 愛し合っている2人なのに、すれ違いの連続。
 まあ、こういったストーリーは恋愛映画としては珍しくありません。 それどころか、恋愛ドラマの王道と言えるのではないでしょうか。

 「あと1センチの恋」には、「君の名は」のようなメロドラマの定番に通じる部分があります。下手をすると「臭い話」にもなりかねないこの手のラブストーリーを素直に楽しめたのは、まだわたしの魂が汚れていない証拠かもしれませんね。ナンチャッテ!(笑)

 いずれにせよ、ここ数日はDVDでオリヴィア・デ・ハビランド主演の「不意打ち」、イザベル・アジャー二主演の「ポゼッション」、ブルック・シールズ主演の「アリス・スイート・アリス」といった癖のあるトラウマ映画ばかり観ていたので、この「あと1センチの恋」には心を洗われた思いがしました。

  • 販売元:TCエンタテインメント
  • 発売日:2016/12/07
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