No.613
7月20日の夜、一条真也の映画館「破戒」で紹介した日本映画を丸の内TOEIで観た後、そのまま銀座から日比谷まで歩いて、TOHOシネマズ日比谷で映画「炎のデス・ポリス」のレイトショーを観ました。「破戒」とは180度違う超B級カルトムービーでしたが、映画というジャンルの幅広さを思い知りました。
ヤフー映画の「解説」には、こう書かれています。
「砂漠地帯にポツンと建つ小さな警察署が、一夜にして殺りくの場と化すバイオレンスアクション。孤立無援の警官と3人の悪党たちが、壮絶なバトルを繰り広げる。監督などを手掛けるのは『コンティニュー』などのジョー・カーナハン。『バニシング』などのジェラルド・バトラー、『デス・ショット』などのフランク・グリロをはじめ、アレクシス・ラウダートビー・ハスらが出演する」
ヤフー映画の「あらすじ」は、以下の通りです。
「ある晩、マフィアのボスに命を狙われたテディ(フランク・グリロ)が、暴力事件で砂漠にある警察署に連行される。テディの事件はマフィアから逃れるために起こしたものだったが、マフィアに雇われた殺し屋のボブ(ジェラルド・バトラー)が、泥酔したフリをして向かいの留置所に収監され、テディの命を狙う。新人警官ヴァレリー(アレクシス・ラウダー)の活躍でテディは一旦難を逃れるが、新たな刺客アンソニー(トビー・ハス)が送り込まれる」
「これぞ痛快娯楽アクション映画!」という感じでした。「炎のデス・ポリス」という邦題はB級感がハンパありませんが、原題は「COP SHOP」です。「警察署」という意味ですね。前半は少々カッタルくて眠くなりましたが、後半の疾走感はかなりのものです。もうレビューも糞もないというか、ただただ銃を撃ち合っているシーンを延々と見せられた感じです。こういう映画が娯楽として作られるというのも、アメリカがいかに銃社会なのかが理解できますね。まあ、まさにポップコーンムービーそのものでした。ポップコーンムービーとは、ポップコーンを片手に気楽に鑑賞できるような映画のことです。シリアスな内容が極力含まれない愉快な内容の映画を指します。本格的に映画に集中すると、ポップコーンどころではありませんが、そこまで集中せずに観ることができます。というか、多少シーンを飛ばしたとしても、大筋に影響がない内容なのが、ポップコーンムービーの特徴ですね。
ポップコーンムービーといえば、一条真也の映画館「ブラック・フォン」でも紹介しました。「ブラック・フォン」はTOHOシネマズ日比谷の3番シアターで鑑賞。わたしの左横の席は空いていたのですが、上映開始直前に大きなポップコーンのカップを抱えた若い男性が駆け込んできました。「えっ、それを1人で食べるの?」と思うほどのビッグサイズでしたが、彼はずっとそれをボリボリ音を立てて食べていました。じつは、最近、5回ぐらい連続して映画鑑賞の際に左横の席の人が上映開始直前か直後に入ってきて、しかも必ずポップコーンの特大サイズを抱えているという現象が続いています。この日もTOHOシネマズ日比谷の3番シアターだったので嫌な予感がしたのですが、幸い、わたしの左横の席は空いていて、左に2席ぶん離れた女性が小さいサイズのポップコーンを食べていました。ここの3番シアターは変な座席構成になっていて苦手なのですが、この日はゆっくり映画を楽しむことができました!