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「オークストリートの異変」

No.1375

8月14日、この日から公開されたアメリカ映画「オークストリートの異変」をローソン・ユナイテッドシネマ小倉で観ました。IMAX鑑賞でしたが、最高に面白かったです。これは近年稀に見るエンタメの大傑作ですね。もちろん、一条賞の大賞候補作品です!

ヤフーの「解説」には、「平穏な日常から突如謎の異変に巻き込まれ、恐竜が出現した町でサバイバルを繰り広げることになった一家を描くSFアドベンチャー。製作には『クローバーフィールド』シリーズなどのJ・J・エイブラムスが名を連ね、『イット・フォローズ』などのデヴィッド・ロバート・ミッチェルが監督を担う。『プラダを着た悪魔』シリーズなどのアン・ハサウェイ、『スター・ウォーズ』シリーズなどのユアン・マクレガーをはじめ、メイジー・ステラ、クリスチャン・コンヴェリーらが出演する」とあります。

ヤフーの「あらすじ」は、「人々が平穏に暮らしていた町・オークストリートで不可解な現象が次々に発生し、停電や断水、道路が寸断されて周囲から孤立するなど、町の様相が一変する。プラット一家が相次ぐ異変に危機感を募らせる中、太古に絶滅したはずの恐竜が出現して住民たちを襲い始める。恐竜の脅威から逃れ、そして町から脱出するため、一家は結束してサバイバルに挑む」となっています。

この映画、まずはSF映画であり、その中でも恐竜映画であり、アドベンチャー映画やホラー映画の要素も強く、さらには家族愛を描いている・・・・・・まさに、エンタメのてんこ盛りで、それらが無理なく融合した奇跡のような名作となっています。主演のアン・ハサウェイは「プラダを着た悪魔2」一条真也の映画館「隣人たち」で紹介したサイコスリラー映画に出演し、今後も「オデュッセイア」「ヴェリティ/真実」と主演級の話題作が目白押しですが、本作の母親役が一番良かったです。これまで彼女の最高傑作は一条真也の映画館「レ・ミゼラブル」で紹介した2012年のミュージカル映画のファンティーヌ役だと思ってきましたが、本作での演技と存在感はそれを超えました。「エイリアン2」(1986年)のシガニー・ウィーバーをも超える「強い女」がそこにはいましたね。

これはもう予告編などで一目瞭然なのでネタバレにならないと思いますが、本作は、1980年代のアメリカの平和な住宅街が突如として未知の恐竜世界へと変貌する奇妙な設定が特徴です。平和な街である「オークストリート」で暮らす4人家族のプラット家が、謎の現象によって住宅街ごと恐竜の生息する未知の領域へ移動させられてしまいます。電気や水道が遮断され、周囲から孤立する中、突如現れた凶暴な肉食恐竜たちから生き延びて街を脱出するため、身近にある武器を手に命がけのサバイバルに挑みます。海外の映画批評サイトRotten Tomatoesでは、これまでの恐竜映画の金字塔である一条真也の映画館「ジュラシック・ワールド」で紹介した2015年のアメリカ映画などを超える好発進を記録し、「夏にぴったりのスリル満点な冒険」と絶賛されています。

恐竜といえば、一条真也の映画館「プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争」で紹介したオーストラリア映画を6日前に観ました。ベトナム戦争中の1968年。ジャングルでの特殊任務に就いていたアメリカ軍特殊部隊グリーンベレーの精鋭「毒ヘビ部隊」が消息を絶ち、その捜索を「ハゲワシ小隊」が受け持ちます。ジャングルを進むハゲワシ小隊でしたが、彼らの前にティラノサウルスやトリケラトプス、ケツァルコアトルスといった絶滅したはずの恐竜が現れます。最初は「なんで、1960年代のベトナムに恐竜がいるんだ?」と設定の甘さを疑ったのですが、ソ連の女性生物学者の説明で、「ソ連から戦車をベトナムに運び込むために時空に穴を開けたため、恐竜の時代と繋がってしまった」と知りました。ちなみに、「オークストリートの異変」ではワームホールが恐竜出現の原因としています。

「オークストリートの異変」を観ながら、わたしは小学生時代に読んだ楳図かずおの名作漫画『漂流教室』を連想しました。『週刊少年サンデー』(小学館)で1972年~74年に連載されたホラー漫画で、荒廃した未来世界に校舎ごと送られてしまった主人公の少年・高松翔ら、小学校児童たちの生存競争を描いています。ある日突然、小学校の校舎ごと荒廃した未来の砂漠世界へタイムスリップしてしまい、取り残された小学生たちが恐怖や飢えと戦いながら必死に生き抜こうとする、終末サバイバルの原点とも言える作品です。 過去(現代)にいる母親との絆や、地球の未来に対する警鐘がテーマとなっていますが、小学生だったわたしの心に大きなインパクトを与えました。「オークストリートの異変」は過去へ、『漂流教室』は未来へと送られますが、必死に生き抜こうとする主人公たちの姿には胸を打たれます。

公式サイトなどによると、通常のシアターだけでなく、映画「オークストリートの異変」はIMAX、4DX、MX4D、SCREENX、Dolby Cinemaなど、圧倒的な没入感を味わえるプレミアムラージフォーマットでの上映も行われています。わたしはIMAXで鑑賞しましたが、恐竜が迫ってくるシーンがド迫力で、大満足でした。これまでIMAXで観た映画の中では、史上最高クラスの臨場感でした。IMAXは通常の映画よりも圧倒的に高画質な映像と大迫力の音響を楽しめる、独自の巨大スクリーン上映システムです。視野いっぱいに広がる画面と身体に響くサウンドで、まるで映画の中にいるような高い没入感を体験できます。IMAXが日本に初めて登場したのは1970年の大阪万博(EXPO’70)の富士グループ・パビリオンでの世界初上映でした。映画館(商業施設)としての日本初導入は、2009年6月に109シネマズへ導入されたIMAXデジタルシアターでした。すでに56年もの歴史を持つわけですが、本作「オークストリートの異変」は最高にIMAX向きの映画でした! 絶対おススメです!

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