No.1003
1月24日から公開された日本映画「アンダーニンジャ」をシネプレックス小倉で観ました。浜辺美波と白石麻衣という2大美女が出演するというので楽しみにしていましたが、非常につまらなかったです。「フジテレビ」のオープニング・ロゴが出たときは、やっぱりドン引きしましたね。
ヤフーの「解説」には、「現代社会に潜む忍者たちの姿を描いた花沢健吾のコミック『アンダーニンジャ』を実写化したアクション。忍者組織『NIN』に所属する末端の忍者が、戦後70年以上にわたって暗躍する組織の動向調査を命じられる。メガホンを取るのは『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』などの福田雄一。福田監督作『斉木楠雄のΨ難』などの山崎賢人、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』などの浜辺美波らが出演する」とあります。
ヤフーの「あらすじ」は、以下の通りです。
「太平洋戦争終結後、日本に進駐したGHQは忍者組織の解体を命令したが、忍者は消滅することなく世界各国のさまざまな機関に潜伏し、現在も約20万人の忍者が暗躍しているという。忍者組織「NIN」に所属する末端忍者・雲隠九郎(山崎賢人)は、戦後70年以上にわたって地下に潜り続けてきたある組織の調査を命じられる。調べを進める九郎だったが、女子高生・野口彩花(浜辺美波)と共に忍者同士の戦いに巻き込まれていく」
この映画、出演陣はとても豪華なのに、本当につまらなかったです。浜辺美波と白石麻衣は美しかったですが、2人とも金髪なのが残念でした。日本的美人にはやはり黒髪が似合います。原作のコミックは読んだことがありませんが、映画はシナリオが悪いのか、物語にメリハリがありませんでした。あと、くどい描写が多かったですね。一条真也の映画館「室町無頼」で紹介した東映の時代劇が同時公開されています。わたしにとって、「室町無頼」が2025年の暫定ベスト1映画なら、「アンダーニンジャ」は暫定ワースト1映画です。東宝はもっと東映を見習わないと!
主演の山崎賢人はお気に入りの俳優ですが、「アンダーニンジャ」で演じた雲隠九郎は適役ではなかったですね。今作も一応アクション映画なのでしょうが、日本が誇るアクション超大作の「キングダム」シリーズで主人公・信を見事に演じた山崎賢人が演じるような役ではありません。ただ、浜辺美波・白石麻衣の2人と絡むのは羨ましかったですね。彼は実生活では広瀬すずと交際しているわけですから、ちょっと羨まし過ぎますね!
そもそも、現代に生きる忍者という設定そのものが、わたしはピンときません。忍者はやはり動乱の世、戦国の世に不可欠な存在です。「SHOGUN 将軍」でゴールデングローブ賞の主演男優賞に輝いた真田弘之も若い頃は忍者の役ばかりやっていました。一条真也の映画館「レジェンド&バタフライ」、「十一人の賊軍」で紹介した映画に「室町無頼」...最近は東映が超大型時代劇映画を世に送り出していますが、「室町無頼」で天涯孤独な青年・才蔵を演じた長尾謙杜は久々の逸材です。長さ6尺(約180センチ)の棒を振り回して素晴らしい殺陣を見せてくれた長尾謙杜クンですが、次はぜひ忍者役を見たいです!